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W カーブ曲線

言語と心理<異文化理解と心理>

Uカーブ曲線は異文化の中に入り、そこに適応するまでの心理状態を描いたものだったが、それに、再び自分の文化に戻っていくまでの過程を加えたもの。J・ガルホーンらが唱えたもの。最近ではU カーブ曲線よりもWカーブ曲線の方がよく使われる。一度外国に行った人はUカーブの表わすように不適応を起こした後に適応していく。そして帰国する際にもう一度、外国に行ったときと同じような経験をする。帰国した当初は自分の文化に戻った喜び、安心感が大きいが、しばらくするとなかなか自分の文化に戻れないことを発見し、ショックを受ける。そして再び自国の文化を思い出し、適応していく。これはそれぞれ帰国直前期、帰国ショック期、再適応期と呼ばれる。個人によって、描かれる曲線が違うのはUカーブ曲線と同様である。(図は石井敏 他『異文化コミュニケーション・ハンドブック』有斐閣選書 1997)