| ある語や句や節が名詞(体言)を修飾する場合を「連体修飾」という。連体修飾には、次の三つのパターンがある。
(1) 連体修飾語を使って修飾する
連体詞で修飾する→この話、わが国など
形容詞で修飾する→おいしい料理、きれいな人など
(2) 連体修飾句を使って修飾する
昔からの習慣(名詞+から+の)、突然の雨(副詞+の)など
(3) 連体修飾節を使って修飾する
修飾節(述語を含む形)で名詞を修飾する形式である。修飾される名詞を「底(てい)」というが、この修飾節と底との関係によって、以下の2通りに分けられる。
1 内の関係(関係節による修飾/同一名詞連体修飾)
修飾節中の述語と底との間に何らかの格関係がある場合、これを「内の関係」という。「きのう読んだ本はおもしろかった」という連体修飾文をみると、修飾節の述語「読んだ」と、底「本」との格関係は、ヲ格の関係を持っている。内の関係にある連体修飾節を「関係節」という。
2 外の関係(内容節・同格節による修飾/付加名詞連体修飾)
修飾節中の述語と底との間に格関係がない場合、これを「外の関係」という。「さんまを焼いているにおいがする」という文では、修飾節の述語「焼いている」と、底「におい」の間には、どんな格関係も成り立たない。外の関係にある連体修飾節を「内容節」あるいは「同格節」という。
節を使った連体修飾文は、二つの文が結合してできあがっているということができる。内の関係では、底となる名詞が元の二つの文のそれぞれに現れるが、外の関係では、一方の文だけに現れるということである。
内の関係:きのう本を読んだ+その本はおもしろかった
→きのう読んだ本はおもしろかった。
外の関係:さんまを焼いている+そのにおいがする
→さんまを焼いているにおいがする。 |