アイデンティティ・クライシス(identity crisis) 
 2.言語と社会 異文化コミュニケーションと社会
 
 異文化との接触によって、それまでの自分の在り方、価値観が否定され、あるいは変更せざるを得なくなり、心理的に不安定になること。アイデンティティの危機は文化の違う国に行ったときにだけ起こるものではない、思春期には誰でもアイデンティティ・クライシスを経験する。それまで親の保護の下で生活していた者が、自分の在り方を選んでいかなければならないため、また、それまでには経験しなかった異性という異文化と出会い、自分自身をもう一度見つめ直すのである。外国に居住するとき、それまで自分が信じていた価値観が通用しなくなることがある、そんな時、どのように行動してよいのかわからなくなり、ひいては自分自身のその国での在り方がつかめなくなってしまう。アイデンティティ・クライシスを解決するには相手の文化・価値観を知るだけでなく、自分の持っている文化・価値観をも理解しなければならない。最近では異文化との接触によりアイデンティティ・クライシスに陥った人のための専門のカウンセラーも出てきている。





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